栃木県の中小企業向け補助金の活用

佐野市にある米低温倉庫の空調設備の入れ替え工事を補助金を活用して行いました。

この補助金は「低炭素社会づくり促進事業費補助金」と呼ばれ、栃木県の中小企業を対象にCO2を削減(年間10トン以上)できるエアコンや照明設備の入れ替え工事に対して、工事費の3分の1で上限100万円まで給付される補助金です。


今回の空調工事の施工ポイントとしては、既存の業務用エアコンの取り付け位置を変え中央の通路部に業務用エアコン同士を背中合わせにして設置しました。
こうすることでエアコンのメンテナンスがしやすくなり、エアコンのドレン水の漏れによる商品(米)への影響をなくす効果が期待できます。

エアコンは高静圧で大風量のダイキンの中温用エアコンを選定しました。
年間を通して13度の温度を一定に保つことができるため、米の劣化を防ぐことができるだけでなく大風量高静圧により室内全体に満遍なく冷風がいきわたる設計を心がけました。
その結果、米倉庫内の室温の温度ムラが少なくなり優れた省エネ性能(従来比50%電力の削減)も発揮されました。

お客様からの声

お客様からは「通路にエアコンを取り付けていただいたことでエアコンドレンからの水漏れも防げてとてもよかったです。
他の倉庫のエアコンもこの方法で順次入れ替えていきたいし、今後のメンテナンスもお願いしたいです。」
とお褒めの言葉をいただきました。

補助金について

補助金は国、県、市町村など様々な所からでていますが、省エネ関係の補助金は大きく3種類に分けられます。
①省エネルギー投資促進に向けた支援補助金(エネ合、経済産業省)
②先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業(環境省)
③県、市町村の補助金 の3種類です。
いずれも原則として1/3の支給ですが、対象となる機器や工事の範囲、公募時期は限定されています。


今回の補助金は栃木県独自のCO2削減を目的とした補助金で1/3の補助(上限100万円)が得られます。
上限があり補助金額は小さいですが、県予算2000万円で要件(年間10トン以上のCO2削減)を満たせば誰でも申請が可能であり先着順で採択されます。

いずれの補助金も原則として3月~5月に公募が開始されます。
毎年同じように補助金が公表されますが、公募期間は20~30日と短く区切られています。

もしご関心がある場合はお早めにご相談ください。
まずは無料にて対象になるかどうかの調査をさせていただきます。
(この記事の内容は2015年7月30日現在のものです)