複数の粉じん発生源での集塵、従業員の作業環境を改善してほしい

茨城県にある化学工場の設備担当者さまより、ホームページを見て問い合わせをいただきました。
粉じん発生源における集塵と従業員の作業環境を改善してほしいというご依頼があり、今回は粉じん局所排気装置及び除湿機設置工事を行うことになりました。

納入機器は粉じん爆発防散型集塵機、産業用除湿機(冷却機能付・床置き型)を設置いたしました。
設計における条件には、労働安全衛生法及び有機溶剤予防規則に基づく局所排気装置の設置と除湿された外気の導入でした。

集塵箇所が複数あり、集塵方法が多岐にわたる

粉じんが鉱物系で2~3種類に分かれ、一緒に集塵するため、まずは爆発する危険性を確認し念のために粉じん爆発対策を施した集塵機を選定しました。
集塵する箇所が複数にわたり集塵方法が多岐にわたるため、使用状況に合わせた局所排気装置の設計とデータ採取に時間がかかりました。
外気導入量が集塵機の使用状況で変わるため、外気導入とともに内部循環を図り使用状況に合わせた除湿機の運用を心掛けました。

集塵装置・搬送ダクトを簡単に脱着出来る

囲い式フードはドラフトチャンバーを導入しました。外付けフードは粉じんの捕捉点での制御風速1.0m/sを確保するため、ドーナツ型の外付けフードを採用しました。
除湿機は冷却機能式を選定し、夏季の高温高湿度時での生産環境が安定するよう工夫しました。

お客様からは「粉じんの飛散がほとんどなくなり、安心して作業することができるようになりました。除湿機の併用で室内の温度や湿度が以前より改善しました。詳しい知識と設計力があり、仕事を任せることができました。」と、とても喜んでいただきました。