局所排気装置施工事例 自動車用部品 埼玉県さいたま市

お客様の悩み・課題

有機溶剤の排気のためお客様自身で簡易的な局所排気装置を作っていましたが『局所排気の性能を満たせず、臭いが取れないので法規(労働安全衛生法)に基づいた設備に改善してほしい。』というご相談をいただきました。

田崎設備からの課題解決提案 施工方法

作業を行うのに必要な広さ(寸法)を、お客様を交えながら現場で打ち合わせをしました。
その結果、作業に最も適している局所排気装置の形状は囲い式フードであることがわかり、以下の方法をお客様にご提案し施工を行いました。

①囲い式フードの寸法を割り出し、作業開口寸法を決めました。
②既存の作業テーブルはそのまま活用することになりました。
③送風機は、風量とともに高い静圧が確保できるシロッコファンタイプを選び、外部1階に設置を決め積算を行いました。
④見積にて工事金額を確定し、排気ダクトは屋上1.5mから排気することにし、局所排気摘要書及びダクト系統図、圧力損失計算書を作成し、労働基準監督署に申請を行いました。
⑤局所排気装置施工後、捕捉面での制御風速のデータを取り風速0.4m/s以上であることを確認して工事完了となりました。

お客様に実際に利用していただいた声

既存の設備で使えるもの(作業テーブル)を使いながら局所排気装置(囲い式フード)を提案してもらいました。
田崎設備の樋山さんのお陰で、有機溶剤の臭いもなくなり、安心して作業を行うことができるようになりました。ありがとうございました。

施工担当:樋山恵司
施工日:2016年6月