最終更新日 2022年7月28日

有機溶剤の使用に対応する局所排気

ゴム化アスファルトの製造・加工を主な業務としているお客様では、日常的な作業の中で有機溶剤の使用が不可欠となります。
今回のお客様は作業に携わる従業員の方々の健康を守るため、また労働基準監督署から工場内の環境を適切に保つ局所排気システム導入の必要性を指摘され、改善に取り組むことになったそうです。
インターネットで調べたところ当社で実績があることが分かり、さらに地元でもあることから改善のご依頼をいただきました。

設計のポイント

原料投入時に発生する粉じんを適切に排気して欲しいとのご要望があり、現場を確認したところ原料投入口が2ヶ所2階床面に併設しておりました。それも1ヶ所の開口寸法が900×900と粉じんを捕捉するには大きな開口になっていました。

そこで併設している2ヶ所の投入口を一緒に排気できるプッシュプル型換気装置を排気方法として選択しました。
片面が開放のため制御風速0.2ⅿ/s+0.2ⅿ/s=0.4ⅿ/s以上で設計し、吸込み側(プル側)にはプレフィルターを設置して粉じんを捕捉しました。

プッシュプル型換気装置の選択により、制御風速が少なくて済み(0.2ⅿ/s)、その分送風機の能力が小さくなるので工事費・ランニングコスト共に抑えることができます。
今回のように条件が揃うのであればプッシュプル型換気装置がおすすめの装置です。

工事ができる業者が少ない

事前のすり合わせを行った上で、延べ5日間で機器類の設置を行いました。
工事終了後、捕捉面での制御風速の計測を実施してお客様と労働基準監督署に計測データを提出し工事を完了しました。
併せて毎年実施することになっている法定点検もこの翌年からやらせていただくことをお約束しました。

お客様からは「何カ所も電話して対応できる業者を探したが、専門的な技術を要するためなかなかうまくいかないでいた。もっと早く知り合っていれば苦労することもなかったが今回田崎設備さんに依頼して良かった」とのお言葉をいただきました。