最終更新日 2022年8月8日

お客様からの要望

労働安全衛生法、有機溶剤中毒予防規則に定められている定期自主検査とともに局所排気摘要書の作成をお願いしたいとの要望を受けました。

検査と摘要書作成の見積を了解いただき、さっそく定期自主検査をしました。
定期自主検査指針に基づき以下のとおり計測を始めました。
①送風機のVベルトを交換後、
②有機溶剤の捕捉点での制御風速を計測
し、
③排気ダクトの風速を測定口を取り付けて計測
しました。
④排気用の送風機が適正に作動しているかをモーターの回転数を測定すると共に電流値を計測後、
⑤内外部のダクトの状態(腐食、支持金具の固定状況)を調査
して定期自主検査を終了しました。

検査結果

検査の結果、一部の局所排気装置が必要な能力を有していませんでした。
改善方法をお客様と共に検討した結果、使い勝手を優先して囲い式フードの幅を以前に広げたことが原因でした。
そこで、囲い式フードの捕捉面積を小さくする(高さを25cm縮める)提案をして改善工事の積算をしました。
改善工事後の測定では風量を変えずに制御風速0.4m/sを確保することができました。

改善された装置に基づき局所排気装置摘要書を作成提出すると共に、定期自主検査報告書の3年間の保管をお願いして作業を終了しました。
お客様からは来年以降、毎年同時期に定期自主検査をお願いしたいとの依頼をいただきました。

定期自主検査後の感想

お客様の中には局所排気装置を長く使用されている中で、作業での使い勝手を考えて改造している場合があります。
また送風機の能力低下や排気ダクトの腐食等に伴う性能の低下も発生していることがあります。
当初の現場調査の段階で風速を計りながら局所排気装置の現状を把握するとともに、使い勝手を考慮しながらフードの適正な大きさ(妥協できる寸法)を提案・改善しました。

現場で作業する方々とともにプラ板やダンボールを使ってフードを塞ぎ、作業の動きを確認する地道な方法が一番であると再確認した仕事でした。