最終更新日 2022年3月16日
お客様からの要望
②冷凍機が古く(1999年製)、冷媒が生産中止となったR22仕様のため、10年先も安心して使える冷凍機器を選定してほしい。
設計条件
乾燥食品の緩慢凍結 (室温)ー35℃±3℃
乾燥食品の芯温 24時間でー10℃以下
田崎設備からの課題解決の提案・気を使った施工方法
旧クーラーの風量164㎥/分 ➡ 新クーラーの風量250㎥/分
一方で冷凍機は、二段圧縮機というハイグレードで高価な冷凍機よりも単段のスクロール冷凍機で-35℃の室温をキープできる機器にしました。温度差よりも風をぶつけ段ボール箱の温度を下げる効果を説明し、納得いただきました。乾燥食品のため緩慢凍結でもドリップが出ず、食材の品質低下にならないことも採用の決め手となりました。この選定により冷媒R410Aの機種を選ぶことができ、高いメンテナンス性とともに購入コストの削減も可能となりました。
また昨年近くを流れる河川の氾濫で、冷凍機及びエアコン室外機がで水につかり故障をする被害を被りました。その教訓を活かし、室外機を地面より500㎜上げるように施工しました。
施工後のお客様の声
梱包されている乾燥食品が24時間でー20℃以上冷却可能となり、日々の製造工程が今まで以上に安定しました。限られた予算で希望以上の施工に満足しています。ありがとうございました。
導入機器・能力・台数
緩慢凍結庫の冷凍機更新
日立冷凍機 KX-NM20AVP1 冷凍能力17KW 消費電力16.7KW 1台
ユニットクーラー US-N20ⅬH2 風量250㎥/分 1台