設計・施工のポイント

PCR検査ブース
PCR検査ブース
外気を3種のフィルターを通して、ブース内に手術室レベルのクリーン度クラス10000の陽圧空気を取り入れます。
ブース内が絶えず陽圧の状態を保つため、ウィルスやホコリが一切入りません。
そのため、ブース内に入る医療従事者のウィルス感染のリスクを減らす事が出来ます。


フィルターボックス
フィルターボックス
それに加え、ストリーマ技術を搭載するルームエアコンの稼働により、一年中を通して快適な環境を実現するだけでなく、ウィルスを不活性化を可能としました。
三重のフィルターで99.97%除去されたクリーンエアを供給するだけでなく、エアコンでもウィルスの不活性化が実現されており、安心して使っていただけることが可能となりました。使い方の幅が広がるように屋外仕様に仕上げ、キャスターを取り付けることで楽に移動できるようにしました。透明なポリカ板の穴から腕を出し、患者さんと診察をするのですが、ポリカ板のせいで声が通りづらく、患者さんとの連携がうまく取れないと言う問題がでてきました。その為、中外にスピーカーとマイクを設置し、連携をうまく取れるように改善いたしました。
ストリーマエアコン
ストリーマエアコン
患者さんのプライバシーを考慮して、折り畳み用テントとローリングシェードの取り付けを行いました。患者さんのプライバシー保護に加え、強い日差しや降雨から患者さんを守ることができるように改善しました。目的が違う3種類のフィルターを内蔵するフィルターユニットですが、フィルターの清掃交換時期がわかるように2種類のマノメーター(差圧計)を取り付けました。
マノメーター
マノメーター
虫や木の葉などの大きなゴミを取り除くプレフィルターは定期的(月に1回程度)に清掃洗浄してお使いいただき、目に見える範囲のほこりやチリを除去する中性能フィルターと目に見えないゴミやウィルスを不活性化するHEPAフィルターは数年に1度の交換で済むようになっています。
およそ100PAのところに針が触れるようになったら、交換の時期となります。
今後は使用感を実際に使った方々から意見をいただき、それを検査ブースに反映させ、更なる安心を医療関係者や被災地等でお届けできたらと思います。

栃木県立がんセンターのドクターの声

手術室と同じ環境が実現され、ブース内も広々としていて圧迫感がなく、検査員である我々もストレスを感じなく検査が行えそうです。
週2回、手術目的で入院されてくる患者さんの最終検査用に使うことになりました。
無自覚の患者様をPCR検査で検査して1日特別室に入院していただき、翌日のPCR検査の結果陰性を確認して、入院病棟に入っていただくようにしています。万が一にも病棟に感染症が入り込んだ場合、クラスターが発生する可能性があるので、念には念を入れた対応をしています。
感染症対策の入り口を担うのが今回納品いただいたPCR検査ブースです。
見た目にも本格的なブースで、当院の本気の取り組みをわかっていただくことができ、思わぬPR効果もあり、満足しています。

仕様・導入機種・台数

 ブース寸法:W1600、D1200、PH2100 冷蔵プレハブパネルt=42㎜
 架台寸法:W1600、D1900、PH1000
 HEPA吹出ユニット(特注)、ダイキン製ストリーマ搭載ルームエアコン